【前回の記事を読む】独創性が市場と人生を切り拓く鍵になる時代へ! 日本企業の課題と現代人に必要な"多重的四次元思考"を通じて見える未来とは
「四次元思考が開く独創力」にようこそ
「あなたは何ができる人ですか」と突然問われたら何と答えるでしょう
重要と思われることは、一般的つまり普遍性なものと共に、特殊的なスキル、または独創的なスキルのなかで役立つスキルはないかを問うていることが増えている。
もっと言えば、企業は今、従来の壁を打ち破って新たな可能性を構築していかなければ存続が危ぶまれている状況にある。「企業は人」、人的資源としての従業員のスキルを最重視していく時期にきている。であるから、変な遠慮はむしろ無駄になってしまう。
昨今、ジョブ型の働き方が主流になりつつあるが、生涯雇用云々よりも先に働き方の質を上げることが優先的課題になっている事情がある。私達は今後このスキルの再構築と活用を今まで以上に考えていく時期にあるのだ。
結局「何ができるか」とミクロに少しずつ作る以外にないのである。
人生「何ができるか」で変わってくる
なぜ、独創が重要なのだろうか
こういった経験は皆さんお持ちではないだろうか。私が小学生のとき、算数の先生が掛け算の意味を非常にわかりやすく「言葉」で教えてくれた。私は非常に納得し今でもその時の光景を鮮明に覚えている。これを契機に算数が得意科目になったのはいうまでもない。
もし、あなたが後輩から悩みごとの相談を受けたとしよう。ありきたりの返事しかできなかったら信頼を得ることができるであろうか。しかし、もしあなたが自身の体験を通して「私はこうした」と例を引いて話したら後輩は納得と共に、あなたに対し頼もしさと共に一目置く存在としてみていくのではないだろうか。
しかし、これらのことは、その時、咄嗟にできることではない。何年も何十年も自身の経験を積み重ね、磨き上げてきた自身の貴重なスキルなのであり、その人が独自に保有している力量、つまり独創力なのである。