日本企業は「良質」なものを作ることには能力を発揮する。家電製品など質にこだわり高機能なものを作り続けてきた。

しかし、そのこだわりがあったとしても国際競争力という面において敗れ続けてきた。機能において高機能な特徴があっても市場において独創性がないのである。

その結果、最終製品は勝負にならず、一次製品の原材料の製作にだけ甘んじる羽目に陥ってしまったのである。

何も収益性のないものを延々と続けるべきだとは言ってない。長期の視点に立ってその商品の良さを育てていく粘り強い戦略が必要だと思う。

個人にとっても、過激な改革にのめり込むのではなく平凡ではあっても一つ一つ自己を作っていく地道さが必要ではないだろうか。

現代はあまりにも複雑な要因が折り重なっている社会になっており、決して一つの考え方、方向性では対処しきれない時代になっている。

多律的に、そして同時的にさまざまなことに対応していかなければならない時代になっており、そのためにも多重的な四次元思考な発想と自己の創造性を「見える化」することが必要となっている。

想像力は、知識より

もっと大切である

アルベルト・アインシュタイン