12月4日(火)
初めてバスを使って、30分離れたマルタ共和国首都でもあり世界遺産でもある Vallettaに行ってきた。Vallettaへのランニングコースを作ろうと今まで走ってきたけれど、どこがVallettaの入り口かわからなかった。
すぐ近くまできていたことがわかり、これで頭の中ではコースができた。聖ヨハネ大聖堂内に入り一瞬立ち止まった。「これは凄いわ!」とつぶやいていた。
寮に帰ってきて久しぶりにシーンとした静けさの中で熟睡できた。冷蔵庫も2台、 Iikerと二人だけの気楽さはなくなった。
台所には洗わないでこびりついた食器がそのまま。今日はフランスの若者と自己紹介。若者どうしはすぐ打ち解け合うことができるけれど、そうはいかない。とにかく何回も「Ryo」を紹介し覚えてもらうところからスタートだ。
今日は慣れない台所であえて料理をして自分の存在を知らせることにした。
12月5日(水)
日本人の友人ができた。清川一郎さん(男性)は20代で5年間ゲームソフトの関係の仕事で力をつけてきた。
一人旅でアジア各国を旅した経験があり、今の仕事からさらに大きな仕事に挑戦しようと英語を習得するためにマルタに勉強に来たという。
目的がハッキリしている人の姿勢は違う。日本語混じりで「こんな時英語でどのように言えばいいんだ?」と言うような勉強相手がいるとありがたいなぁと思っていた。旅行も一緒にできそうな清川さんと有意義な時間が過ごせそうだ。
清川さんと長時間話をした。大雨で歩いて帰るには大変だった。タクシーでValley View学校寮に着くと何か騒がしい。
ブラジルの若者たちが女性も交えて会話で盛り上がっていた。冷蔵庫から次々とビールを出している。私はその横で黙々とパソコンに向かっている。
とにかく多くの人が共同生活すればそれだけ我慢しなければならないことも出てくる。普通なら席を外して自分の部屋に引きこもればよいことだけど、その会話の横でしっかり居座っている。
とにかく今の私の住居だから遠慮はいらぬ! こんな態度でいこう。そこから交流が生まれるはずだ。