送信メール:元気発進 49号
送信者:永吉 大洋
宛先:《中川町役場》
送信済:01/02/03 午後5:39
吹雪はますます激しくなって、何年ぶりでしょうか、国道40号もストップしてしまいました。
昨日の午後から、牛乳の集荷もままならない状況で大変心配されましたが、どうやら除雪も徐々に進み、牛乳の大量廃棄という最悪の事態は免れそうです。
雪国特有のこととは言いながら、人の往来にも物流にも地域の経済にも、大きな、深刻な影響を与えてしまいました。
さて、このところ外務省の機密費にも、こんなことがまかり通るのかと驚かされ、また日航機のニアミスにもすっかり肝を潰しましたが、先日の新大久保駅で起きた、ホームから転落した人を救助しようとして死亡したおふたりの犠牲者には、表現しようのない、苦しいまでの切なさを感じました。
命は、決して戻ってこないものなのですね。
「他人を助けなさい」と育ててきた
あなたの勇気と尊い行動に感動した
どんな慰めもどんな賞賛も、残されたおふたりのご家族にとって、心の安らぎになることはないでしょう。「助けようとした人も死んで、これでは犬死にだ」どちらの親御さんでしたでしょうか。悲痛な叫びが、今も心の奥に重苦しく残ります。
“殺身成仁” 「命捨て仁(思いやり)守る」
韓国人留学生李さんの母国での、その勇気を称える言葉です。
いつまでも忘れずにいたいと思います。