【前回記事を読む】“小用”が近かった先生。いつもバケツをご愛用していた…その中には、いただいた野菜も……。
元気発進Ⅱ 01/04/02−02/03/24
送信メール:元気発進 121号送信者:永吉 大洋
宛先:《中川町役場》
送信済:01/05/16 午後6:13
もう少し、上山の話を続けます。
12日の夜は、茂吉先生の弟高橋四郎兵衛ゆかりの宿「山城屋」に泊まりました。全部で10室の小さな宿で、夕食や朝食は、何組もの客が衝立を立てただけの広間で一緒にいただきました。
実は夕食時に隣の席に座った女性3人組が、茂吉先生の話を熱心にするのです。
私も一人でビールを飲みながら、衝立越しに聞くとはなしに聞いていましたが、ほろ酔い気分も手伝って、ついに「明日の大会に参加されるのですか」と声をかけてしまいました(笑)。
それから後は、東京から見えたという女性3人とすっかり意気投合して、翌朝には同じタクシーで会場入りすることになりました(笑)。
茂吉先生のふるさと巡りのバスや茂吉先生ゆかりの宝泉寺、生家など、会うたびに声をかけ合い、会釈を交わす仲となってしまいました(笑)。
さて、夜のレセプションでは、私も挨拶する機会をいただき、
あをあをと おどろくばかり 太き蕗が
澤をうづめて 生ひしげりたる
と茂吉先生の志文内での歌をご紹介して、「中川における茂吉先生の5日間を、大切にしてまいります」と挨拶させていただきました。
拍手をいただいて壇上から降りますと、あの女性3人組が立ち上がって、いつまでも拍手をしてくださるではありませんか。
私も嬉しくなって、華の3人組に近づきますと、「町長さん、とても挨拶が良かった。上手だった。でも、町長さんだから挨拶が上手なのはあたりまえ」と誉められているような、そうでないような!
(笑)
女性3人組とは、推定年齢90歳代1人、80歳代2人。
90歳代の方は、著名な歌人の夫人とのことでしたが、短歌界に無知な私は2、3度、お名前を伺っても分かりませんでした。
旅に出ますと、様々な出会いがあります。
これもまた旅の醍醐味です!