【前回の記事を読む】アバターに導入するには複雑な操作が必要だった「睡眠システムプロトタイプ」。「導入ツール」を作ってみたら「ね? 簡単でしょ?」

3 天才が爆発したチート作品「VRC睡眠システム」

VRC睡眠システム

【具体的な施策&解説編】

さぁここからは少しビジネス書っぽくなります。

ストーリー的な感じで読みたかったという方は、読み飛ばしてください!

基本的にはチームで制作を行うにあたって決めた方針や、実際に行ったことに対して、〝なぜそれを行ったのか〟を述べていくものになります。

誰のための何?

「3点トラッキングユーザーが、フルトラユーザーと同じようにVRC睡眠をするためのギミック」

まずこれを定義・言語化してチーム内で共有しておく必要がありました。このあとに考える基本方針において「できないことを避け・今できそうなことを明確にする」ためです。

今回の場合は、TKSPさんが制作してきた「睡眠システムプロトタイプ」と「導入ツール」で何ができるか、誰に届くと喜ばれるかを元に一言ずつで集約してみました。

基本戦略の設定

基本方針

a-1:沢山の人に使ってもらう

a-2:利用者数>売上

a-3:初心者の使用を想定

a-4:機能はシンプルに! 余計な機能は極力省く!

順番に話していきましょう。