【前回の記事を読む】高杉ィィィィィィィィィィィィィィ!!! VRChatのコミュニティ内の文化「VR睡眠」。「フルトラッキング」の値段が…
3 天才が爆発したチート作品「VRC睡眠システム」
VRC睡眠システム
技術的な解決方法の模索
ちょっと話が複雑になってきたので要件をまとめると、
▪VR睡眠がしたい
▪けど現状(HMDのみでのVRプレイ状況)だと綺麗に寝れない
▪フルトラッキングは高すぎて買えない
これをTKSPさんは「Unity内の技術」で解決しました。
少しテクニカルな話になってしまいますが、彼は技術的な問題点について次のように解決しました。
▪VR空間内で寝転んだ際に、体を仰向け・俯けにできない
→ユーザーが手元の操作のみで姿勢制御を行えるように
▪BOOTHにある既存の作品で姿勢制御が可能なギミックがあるが、主観視点の追従ができない(俯瞰視点での制御になるため、没入感が低下)
→主観視点のカメラ設定の仕組みを解明し、姿勢制御と同時並行で視点制御も行えるように
これ、さらっと書いてますが当時は大発見・大発明でした。なんせ他にそれらを解明・発明した人がいなかったのです。
(※私が知る限り、普及品でこれらを世に出したのはTKSPさんが初です)
これ以上の細かい技術的な話はしませんが、これらを搭載した〝睡眠システムプロトタイプ〟を「作った〜見て見て〜(無邪気)」とTKSPさんが持ってきた。これが全ての始まりでした。
……私が当時、何をしていたかですか?
「VR楽しーなー、人と話すの楽しーなー、なんかTKSPさんが持ってきたなー」……
「お前何もしてねーじゃん!」
なんて言わないで! スティー○・ジョ○ズも泣いちゃいますよ!