【前回の記事を読む】「報酬100万円! アバター制作者募集!」同時に「制作工程をコンテンツ化」するため制作工程それぞれの漫画化を依頼
4 アバター「チセ─chise─」爆誕
「チセ─chise─」VRChat想定アバター
マーケティング施策
PR戦術
ゲストの方々はバーチャル空間に招待され、自分のアバターで入場、バーチャル内の会場でアバターを試遊し、解説を受けます。
また、その様子はバーチャル内のカメラを通じてライブ配信され、招待者以外もYouTubeで様子を見られるようにしました。
試着会の中継はTwitter(現X)などでも事前告知をし、当日はVRCの他のワールドなどでYouTubeを通して多くの方に見ていただきました(h-3)。
さて、試着会にはVR系を扱ったメディア・ライターさんをお呼びしたと述べました。お察しの通り、各Webメディアで記事にしていただくためです。
よっぽど話題になっていれば、招待やお願いをしなくても記事にしていただけることもあるかと思いますが、せっかく本気で制作したアバターです。その魅力を余すことなくライターさん等にプレゼンしたかったのです。
なので試着会では、司会進行に合わせて自分や開発メンバーが見どころやこだわりを紹介し、試着会の最後では質疑応答などを設け、「現実世界の新作発表会」のような進行にしました。
結果的に4つのWebメディアで取り上げていただき、さらに多くのユーザーにチセの存在を知っていただくことができました。感謝!(h-4)
ここまでかなり能動的なPR戦術の話をしてきましたが、受動的なPR戦術も展開しましたので少し紹介します。
ズバリ! スポンサーと広告掲載です!
メタバースでスポンサーと広告掲載ってどういうこと?と思うかと思いますが、まさにそのままです。
VRChat内には、有志で制作されたワールドが多くあることはお話ししましたが、その中には〝ゲームワールド〟と呼ばれるものがあります。
例えばシューティング、レース、クイズ、……etc.
その中でもイベントとして、大会が開かれているものがあります。それが「VRCボクシング」です。
この「VRCボクシング」の大会、多くの参加者がおり、それに伴い観客・視聴者も多いイベントなのですが。その大会の優勝賞品として、チセを提供しました。
また他には、VRC内の大規模イベントの中で広告の掲載をしていただいたり、アバター展示のワールドにアバターや広告漫画を置かせていただいたりと、「それをたまたま見かけた人に存在をアピールできる施策」を行いました(h-5)。
これだけ宣伝したら、「あ、名前だけ聞いたことあるかも」となってもらえたんじゃないかな?
あとは販売して結果を待つばかりです!(ワクワク)