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第2章 私の子育て
私の子育て
というわけで、私は自分の子どもたちに先ず勉強、次にスポーツや習い事を勧めました。特に勉強は重要と思いましたが、子どもが楽しく、遊び感覚で取り組めるよう心掛け、嫌なことをやらされているという感情を持たないように気を付けました。
また、小学校入学前から机に向かう習慣を付けました。お絵描きや塗り絵が主でしたが、私が必ず隣に座り、一緒に楽しく過ごしました。
入学後は、1日最低30分から1時間。夕食の後片付けを早々に済ませ、一緒に座って遊び感覚で勉強。できた時は大げさに褒めてあげ、やる気を損なわないようにしました。
私も一緒に語学の勉強をしたり、家計簿をつけたりして机から離れず、一緒に勉強しているよという姿を見せました。私が間違った時には大袈裟に悔しがり、子どもたちを喜ばせるなどしたものです。昼間は離れているので、夜に母親と一緒に勉強することすら楽しかったようです。
このおかげで、大きくなった今でも、2人は毎日勉強から離れません。それぞれ受験を迎えるようになっても「勉強しなさい」とか「勉強したら?」と言ったことはなく、逆に、1日勉強をしないととても不安な様子でした。
そうして娘は夢をかなえるべく国公立の医学部へ進学、弟も後を追うように国公立の医学部へ進学しました。卒業して医師になっても未だに勉強を続け、2014年に娘はハーバード公衆衛生大学院へ進学、息子も2022年6月に同じハーバード公衆衛生大学院に合格し、その夏に渡米したのでした。