「受」とは、「身体に起こる情動や感情」のこと
「受」は感受のこととされます。身体の情動、感情、快感や不快感を意味します。
生理的な欲求である食欲や性欲は、放っておかれると、不快な感情となって、イライラしたり不機嫌になったりします。空腹の赤ん坊であれば、泣きわめくことになります。
けれど、一時的に満たされると、生を充実したものと感じることができます。
美味しいものを食べると、その満足感から、生きていてよかったと思うことがあります。愛する人との一体感は、幸福な満足感をもたらします。
欲求が満たされれば快、満たされなければ不快となり、その後は快を求め不快を避けようとします。自分の欲求行動に伴って、自分の心の中に快、不快の情動が生まれます。
快は自分にとって、プラス感情、不快はマイナス感情です。対人関係における快は自己肯定感を生じ、不快は自己否定感を生み出します。
快、不快は自分だけでどうにかなるものではなく、他人との関係で快になったり不快になったり、思い通りにならないのが自分の感情です。
ある意味受け身の感情ともいえます。
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