これらのことから、「迷いの生存」とは、「五蘊に束縛された存在」または「五蘊によって存在すると錯覚される自我」のことを意味していると受け取れます。つまり「迷いの生存」とは、迷い=無知(無明)が生まれた存在のこと、現代的に言い換えれば、「迷いの状態にある人」「自我が生まれた人」「自我に目覚めた人」を意味する言葉と考えられます。まだ「自我が生まれていない人」の場合には、「ただの存在」でありますが、すで…
十二支縁起の記事一覧
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【第8回】東海林 さとる
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【第7回】東海林 さとる
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【第6回】東海林 さとる
自我は存在しない....欲望、愛、死への恐怖、すべては錯覚が生み出す現象!?
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【第5回】東海林 さとる
無明とは、一般に無知のこととされますが、何についての無知かというと…
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【第4回】東海林 さとる
輪廻を超える心理学。新たな視点で解き明かす十二支縁起
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【第3回】東海林 さとる
「縁起」とは、無意識的な「心の働き」を意味した言葉である!
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【第2回】東海林 さとる
定説では苦の輪廻が説明できない!?仏教初期から解釈が間違っていた!
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評論『ゴータマ・ブッダの自己心理学 十二支縁起の謎を解く』【新連載】東海林 さとる
初期仏教は実践的な自己心理学であった。新解釈で十二支縁起を紐解く