お昼は毎度行く、漁師の店「磯」へ。ここでは日生の海で取れたものしか食べさせないという、見てくれより実質の海鮮料理店です。
一品ずつ頼むよりはセットのほうがお得かな?と久しぶりに「磯料理」というセットを頼みました。刺身盛り合わせ、茹でシャコ、天ぷら盛り合わせ、エビの塩焼き、ご飯、味噌汁(カニ足入り)、漬けもの、というセット。
刺身はミル貝、イカ、ボタンエビ、スズキ? 天ぷらにはえびやふぐ、アナゴが丸々1匹のもついて、豪快。車えびの殻ごと丸1匹の塩焼きも豪華。出しにカニが入った味噌汁もおいしいし、ここの大根のお漬物もおいしい。これで1人前2、625円。値段だけから言うと高めですがこの内容とボリュームなら文句も言えないでしょう。
さて、満腹になって、海岸線を東へ。JR日生駅の少し東に、最近移転建て替えられた備前市立日生病院のブルーっぽい建物が見えました。以前の駅から西にあったものは確かにとても手狭だったし、駐車場も広げる余地もなかったですからね。
日生に行くとなぜかセットのようにして赤穂までドライブしてしまいます。今回もまた、大石神社から二の丸庭園のあたりをぶらつきました。
大石神社では、清めの水のひしゃくの裏側をふと見ると、狂言師の和泉元彌さんと奥さんの晶紀さんとお子さん2人、姉の三宅藤九郎さん、母親の和泉節子さんらの書き込みのあるものが。テレビ番組で来訪したときのものらしく、ロケの風景の写真が掲示されていました。
以前はここにガイドの姿を見たことはなかったのですが、今回行くと門前のお饅頭屋さん専属のガイドさんが、「帰りには是非○○屋でおみやげを」、と宣伝しながらガイドをしてお客の一団を引き連れて歩いていましたので、ちょっとだけその尻尾について興味深く聞かせてもらいました。
赤穂浪士の裏話と言った趣向の話があり、討ち入りの時に四十七士は血縁のものも少なくなかったので、親子などは親が表門、子が裏門という風に別れたのだそうです。情が邪魔をして戦いにくくなるのを防いだのだとか? ちょっと博学になったかも。
二の丸庭園の復元工事がどのくらい進んでいるかもここへ来る楽しみの一つですが、重機の姿はなく、小休止状態のように見えました。
また、以前はそのあたり一帯に民家がたくさんあったのがすべて立ち退いて、かつての民家の敷地は低い板塀で囲ってありましたが更地。これからお城を取り巻く武家屋敷なども復元されていくのでしょうか。
広々とした空き地を眺めながら、歴史博物館を横目で見て、赤穂を去りました。そうそう、郵便局の看板の表示が昨日までとは変わっていて、郵政民営化前日の様相を見せていたのが印象的な9月30日でした。
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