さて、「自己肯定感」について話を戻そう。
日々の生活で、自分が成長した感覚や自己肯定感を持てない人、自己承認欲求が満たされない人、この層は現代では、マジョリティ(多数派)となっている。
要するに、みんな人生に不満があるのである。
本当に何も不安がない、勝ち組はごくわずかだ。
そうではないか。芸能人、政治家、企業家、さらに言えばロイヤルファミリーでも、何らかの不満を持っているのは簡単に想像できる。みな不満で不安なのだ。
その中で、ある程度「普通」を手に入れられていれば、自己肯定感は少し手に入る。
運による椅子取りゲームで勝った人だけが、普通の生活を手に入れることができている。そして、ラッキーで手に入れた職や社会的地位、家庭を拠り所にして、みんな何とか生きている。
では、拠り所がない。未来でも得られる可能性は低いあなたや、かつて筋トレをしていなかったガリガリの私にとって、最後の拠り所となるのは?
それは、自らの身体しかない。
身体を鍛えること。そこに敵はいない。比較対象は昨日の自分である。
次回更新は3月17日(月)、11時の予定です。
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