エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 保護犬 現代社会 注目連載ピックアップ 2025.02.06 【写真絵本】ぼくは「愛護団体」に助けられて、「卒業」を待っている…。きょうはシーズーの赤ちゃんと子どもが保護されたみたい 【前回の記事を読む】【写真絵本】飼えなくなったり、捨てられたり…。犬と私たちは最高の友達だけど、そうはいかない場合も…。 次回更新は2月7日(金)、18時の予定です。 【イチオシ記事】喧嘩を売った相手は、本物のヤンキーだった。それでも、メンツを保つために逃げ出すことなんてできない。そう思い前を見た瞬間... 【注目記事】父は一月のある寒い朝、酒を大量に飲んで漁具の鉛を腹に巻きつけ冷たい海に飛び込み自殺した…
小説 『泥の中で咲け[文庫改訂版]』 【第7回】 松谷 美善 母さんが死んで、一人で生きていかなければならなくなった。高校中退後、月6万円での生活。お墓も作れず母さんの骨と一緒に暮らした 一日中、使いっぱしりをして、クタクタになって部屋にたどり着き、買ってあった少しの菓子を貪り食うのもそこそこに、重たい泥のようになって、布団代わりの寝袋に潜り込む。小さい頃から運動習慣のなかった俺には毎日が、筋肉痛が出るほどキツかった。毎朝、四時に目覚ましをかけて、まだ眠くてフラフラしながら起きる。風呂のついている部屋は、最初からはもらえない。申し訳程度についた小さなキッチンの流し台で、頭を洗って…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第48回】 武 きき 「犬を飼おうか?」——生まれて二週間、白と黒がよちよち歩いている。「なんて、かわいいの…!」 【前回の記事を読む】母が急に亡くなった。「凄く幸せだったよ。でも父さんに会いたいから、悲しまないでね。父さんが待っているの」と言って…年末、最後の出勤だ。さぁ、行くか!「香子、行ってくるよ」「はい、いってらっしゃいませ」と、頬にキスをした。 退職後、庭の家庭菜園を広げて、大根やカボチャ、ナス、オクラと植えている。雨靴と麦わら帽子で鍬を持ち、汗を拭きながら、楽しんでいる。軽トラックを買って、農協へ…