「こんな臭いものをそのままにしておいたのか、キャンディーにはかわいそうなことをした」というのです。私は反省!

この我が家には、プールのある裏庭(バックヤード)、車2台用のガレージ、そして木登りのできる大きな木のある前庭(フロントヤード)がありました。

息子達の通う学校への通路が目と鼻の先にあります。細い通路ですが、両脇には犬の乾いた糞が転がっていて、我が家では「うんちロード」と言っていました。

保夫さんは1987年7月4日の独立記念日に一足先に渡米して、この家を探してくれていました。「よくこんな所に家を見つけたわね!」と、同じ銀行仲間で現地採用のMさん夫婦は驚いていました。

子ども達の学校が始まるまでの約一か月は、慣れない環境で友人もいないため、現地の子と触れ合うことのできる機会を作ろうと、日本では敬遠していたビデオゲームのできるピザ店や、ラフィエット・リザバー(貯水湖)へよくドライブに連れて行きました。免許取りたての私の未熟な運転ではその辺の近場が限度です。

保夫さんの休日にはジャッキー・チェンや『ベスト・キッド』(原題『The Karate Kid』)のようなアクションものの映画を見に行ったり、日本料理店でお寿司を食べたりして、カルチャーショックを和らげるようにしていました。

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