日本にある全部の参観灯台訪問を完結した夜に、自分の思いを爆発させてから数ヶ月が経過しているが、あれで燃え尽きたという気はない。お姉さんと今後の灯台めぐりについて語り合ったこともハッキリ覚えている。お互いの存在感の大きさに改めて気づかされたので、次のステップである第二章へ進みたい。

次に目指す灯台や有名観光地がどこなのか……自分一人では決められないけど、お姉さんと再会した時のために候補を考えておこうと思い始めた。

まずは春先に訪れたい四国の灯台。室戸(むろと)岬灯台と足摺(あしずり)岬灯台と佐田(さだ)岬灯台が有力候補なのは間違いない。

そして初夏に訪れたいのは北海道の各地にある灯台。宗谷(そうや)岬灯台と納沙布(のさっぷ)岬灯台と襟裳(えりも)岬灯台などが、北海道を代表する灯台と言えそうだ。知床(しれとこ)岬灯台については陸路での接近は禁止されているため対象外となる。

広い北海道には他にも魅力的な灯台がいくつもある。稚内(わっかない)灯台や能取(のとろ)岬灯台や神威(かむい)岬灯台、そしてチキウ岬灯台などがある。何回かに分けて旅行しないと、訪問しきれないかもしれないとイケちゃんは思っている。

四国や北海道以外のエリアはどうだろうかと考えた。灯台といえば半島の先端にある。つまり、◯ ◯半島で北からチェックしてみると、津軽(つがる)半島には龍飛埼(たっぴさき)灯台。能登(のと)半島には禄剛埼(ろっこうさき)灯台。島根半島には美保関(みほのせき)灯台。大隅(おおすみ)半島には佐多(さた)岬灯台……しかし佐多岬は展望所から見るだけで接近はできない。

   

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