外山滋比古『こうやって、考える。』(PHP研究所2017年)。価格は1200円(税別)。これまでの経験からやや割高であったが、何より「タイトル+メッセージ」で1ページあたりの文字数も少ないため、スムーズに読み進めることができた。1日で読み終えた。ここでもささやかな達成感。
さらに外山滋比古『ライフワークの思想』(筑摩書房 2009年)を購入。こちらはやや難しかったが何とか読破。
結果として著名人のエキスを多少なりとも享受したような満足感。この段階ですでに私の読書に対するワクワク感は、レベルをどんどん上げていった。
『不寛容論』を基準に考えたら「にている(類似性)」ということになると思う。
そして、今度は書評で気になった脳科学関連の本を数冊続けて購入。すべて一気に読破。達成感とともに、「もしかしたら、いよいよ賢くなり始めたかな」と思う瞬間がそこにあった。
まさに読書を「つづけている(循環性)」という環境の基礎ができあがった。
もはやこの段階で、私はすでに「リーディング・ハイ」である。そして、この状況が今日まで続いている。この一連の流れが、今日の私にとってのワクワク感の原点であるとともに、「読書をライフワークにしようと思った第一歩」であった。
非常にレベルの低い話で恐縮だが、私の場合、知的好奇心に対する発火点はすぐ近くにあった。
みなさんも、ぜひ知的好奇心を刺激する「発火点」を探してみていただけたらと思う。案外近いところにあるのでは? それが「読書」とつながるきっかけになることも多いように思う。
【前回の記事を読む】会話に少し自信がついた。発想力も良くなった。少し賢くもなったかな。「ワクワク感」を見出すことができれば、シニアライフは…