第一章「人生100年時代」の 到来
(2)「イライラ」から「ワクワク」へ
~ワクワクする知的で素敵なシニアライフを目指して!~
●「ワクワク作り」を考える
このレポートのポイントは、多面的にものごとを考える、ということだろう。
そしてどのポイントに、一番共感することができるか。ワクワク感を探し出すことができるか。
それが「知的興奮と楽しさ」「チャレンジする心」につながる。そこに「知的で素敵なシニアライフ」のヒント(発想のとっかかり)を見出すことができると考える。
みなさんも、ぜひ自分の生活を振り返ってみてほしい。
ご自身の趣味や嗜好、好きなこと、興味のあること、あるいは考え方などをリストアップし、それを3つのポイントで因数分解した時に、意外と今まで自分が気づかなかったところに「ワクワク」を発見することができるかもしれない。
私の場合で言えば、これまでも触れてきたように、仕事以外の本はほとんど読まなかった。正直、だからと言って別に何の不自由は感じなかった。特に困ったこともなかった。
それがこの歳になって読書をライフワークとして考えるようになったのは、1つには「読むことが楽しい」ということを発見し、「読書することでちょっと賢くなった」といううれしさを感じたことである。