身体の健康だけでも十分ではありません。次に大事なのが、「脳機能」を正常に維持することです。人間の脳の中でも前頭葉は、40代から委縮が始まることが報告されています。前頭葉は、42 運動制御、感情コントロール、判断において重要な役割をしています。年寄りが怒りっぽくなるのは、この前頭葉が委縮することが原因と言われています。感情のコントロールが難しくなるからです。
70代後半の老人になると、約10%がアルツハイマー型認知症になるといわれています。脳内に「ベータ・アミロイド」と呼ばれるタンパク質が蓄積され、委縮することによって発症するといわれています。
一方、高齢になっても、「脳」は成長させることはできるそうです。身体の「健康」を維持するのと同様に、「脳」の成長のためにも睡眠と運動による正しい生活習慣が重要です。そして、毎日を楽しく生きる秘訣は、知らないことを知ろうという明日への「意欲」と、未知への「好奇心」を持つことです。これらの要因が脳への栄養素となるのです。
身体と脳の「健康」を維持することで、「林住期」をワクワクした気持ちで生活していくことがこれからの目標です。「意欲」と「好奇心」がキーワードです。
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