例えば、資金がなければ銀行から融資してもらいます。
人手が足りなければ、従業員を雇います。
事業戦略を文章にできなければ、専門家に手伝ってもらいます。
なぜかというと、事業を大きくする上で、自分一人では必ず限界が訪れるからです。
経営者自身は、自分の体が一つしかないことを誰よりもわかっています。
自分だけでは成し遂げられない大きなことを成そうとする時、すぐにほかの人を頼ることができるんですね。
自分の時間はお金よりも貴重であるとわかっているんです。
もちろん、ほかの人の力を頼るためには、対価を支払わなければなりません。
銀行からお金を借りたら、利子を支払います。
従業員を雇ったら、給料を支払います。
専門家に依頼をしたら、報酬を支払います。
ですが、人の手を借りられる経営者は、自分の支払いが相手の収入になることをよく理解しています。
だからこそ、成果に対して気前良く支払っている方が多いです。
もしあなたがラーメン屋さんを経営しているとして、2店舗目を出す場合、一人で2店舗を営業することができるでしょうか?
そう、必ず店舗に責任者を雇って、スタッフを教育して、自分がいなくても2店舗目が営業できるように工夫しますよね。
事業をどんどん大きくしている経営者ほど、成果を上げるために自分にしかできないことに集中しています。
「仕事を依頼すると、お金を支払わないといけないので、全部自分でやっている」という方も中にはいます。
しかし、その方にはどんなに頑張っても、1日は24時間しかありません。
【前回の記事を読む】「補助金=税金」なので補助金の計画書をつくる際には相見積を取るなどして適切な金額を申請しましょう