第2章 経営と補助金の関係
丸投げする力
経営者は本業が忙しい
ほかの仲間の時間をいただいて、その対価としてお金を支払う。その結果、売り上げが支払った金額より大きくなるようにするのが経営者の仕事です。
こうした丸投げする力は、補助金の申請にも同じことがいえます。補助金について知識がなく、本業の業務に追われている場合、プロに手伝ってもらい申請するのが効率的です。
では、補助金の申請に関する必要な手間を見ていきましょう。
補助金の申請に必要な手間
補助金を申請するために、どれだけの手間がかかると思いますか?
中小企業庁が募集している「ものづくり補助金」という補助金があります。
ものづくり補助金公式サイトのアンケートによると、事業計画書を作成するためにかかった時間は20~50時間という回答が多いです。
重要なのは「事業計画書の作成時間のみ」で20~50時間かかっているということです。
補助金を申請する際に時間がかかるタイミングは大きく分けて二つあります。
一つは事業計画書の作成です。
そしてもう一つが会社の事業戦略にマッチした補助金を探す作業です。
これが非常に大変なんですね。
ものづくり補助金を例にすると「どんな事業者が補助金の申請が可能なのか?」「どんな事業であれば審査で評価してもらえるのか?」「どんな先行投資が補助金の対象になるのか?」など、20ページ以上びっしりと書かれています。