これを読み解くだけでも一苦労ですよね。

もっと言うと、補助金の種類により、補助金の対象となる経費が変わってきます。

 

ものづくり補助金では申請できない経費がほかの補助金では申請できることもありますし、逆の場合もあります。

「困ったら事務局に質問すればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、実はこれもなかなか思ったような回答が得られません。

例えば「この機械は補助金の対象になりますか?」と質問したとしても、電話を受けた人が事業計画書の審査をするわけではありません。

大抵の場合「補助金の対象になるかどうかは、審査委員会が判断しますので、ここではお答えできません」という回答が返ってきます。

これもかなりのストレスになりますよね。

先行投資を補助金の対象にするためには、その経費が事業に必要不可欠であることを文章で説明しなければなりません。

もし申請する経営者が一人でどんなに考えたとしても「本当にこれで良いのか?」という疑問は最後まで残るでしょう。

このように、補助金を申請するためには、想像以上に考えなければいけないことが多いです。

私の感覚的には、経済産業省や農林水産省、文化庁など「国」が募集する補助金は補助金の申請難易度が高いように感じます。

具体的にはコロナの影響を乗り越えるために生まれた中小企業庁の事業再構築補助金や、文化庁のARTS for the future!補助金などが挙げられます。

少しイメージしてみてください。