3.善は急げ

チャンスを逃さないよう、良いことはすぐに実行せよ。  2015年6月

2010年4月から2012年9月まで、社会人大学院生活を送った。

2008年、地元の新聞に案内が出ていた公開講座に参加した。シリーズで何回か開催された。テーマが面白そうだったし、無料だったし、交通費がかからない場所だったし、仕事が終わって間に合う時間だった。主催は大学だった。

そこで、その大学が来年春に新しい大学院を開設することを知った。丁度、「大学院に行ってみたい」と思っている時だった。

さっそく、1期生の募集に出願した。が、その年は不合格だった。2期生にも挑戦した。が、秋の試験はまたも不合格だった。しかし、幸いなことに冬に再度募集がかかり、受験コースを変えて臨んだら、合格した。晴れて2期生として入学した。

修士課程は普通2年だ。が、社会人で2年が厳しいと思えば、3年履修という方法もあった。私は、短期決戦と考え、2年のつもりだったが、結局修士論文がうまくいかず、半年留年となり、2年半かけて卒業した。

1年前期が勝負と思い、会社の自己啓発休職制度を利用し、4月から6月の3ヵ月は2週間会社を休んで、その間は学業に専念した。