エッセイ エッセイ 北朝鮮 琴湖地区 2024.07.27 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で「朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)」の職員として二年間駐在! ぼんくら外交官の北朝鮮日記-2年間の「楽園」滞在見聞録- 【第1回】 杉山 長 海辺の楽園に駐在していました。 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 1998年からの2年間、北朝鮮の東海岸にあった『琴湖地区』に初代の日本代表として赴任した著者が明らかにする、貴重な実体験を綴った日記風エッセイ。※本記事は、杉山 長氏の書籍『ぼんくら外交官の北朝鮮日記-2年間の「楽園」滞在見聞録-』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 はじめに
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『薄紅色のいのちを抱いて』 【第14回】 野元 正 「初期の大腸がんです。これなら内視鏡下手術で取れそうですから、だいじょうぶですよ」重大事をさも簡単そうに主治医に告げられ… 【前回の記事を読む】大腸がんの再検査で内視鏡検査が始まり、時どき止まる医師の手に恐怖する。数十分の検査にとても長い時間が過ぎたように感じた夕子は桜の園に戻ると、冬桜の花に一礼して、枝だけの大紅しだれ桜の下に置かれた純白の椅子の覆いを取って座った。椅子は温かった。おそらく悠輔は先にここに来て、この椅子に座っていたのだろう。「お帰り、心配あらへん。夕子と話せるんは今日かぎりやで。桜ん園は任せたさかい…