絵本・漫画 エッセイ 旅 ヨーロッパ 2024.06.15 「この幸せな時間を、画用紙に留めておこう」ケーキ、紅茶、エッグベネディクト、ヨーロッパの食卓が色彩豊かに描かれる 写真を拡大 女神の秘密 写真を拡大 【イチオシ記事】我が子を虐待してしまった母親の悲痛な境遇。看護学生が助産師を志した理由とは 【注目記事】あの日、同じように妻を抱きしめていたのなら…。泣いている義姉をソファーに横たえ、そして…
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 松村 勝正 家政婦になったときから、ご主人を異性として意識したことはなかった。しかし昨晩の出来事で、奥様に対する小さな嫉妬心が芽生え… 【前回の記事を読む】あの時、家政婦は嫉妬していた…? 家に来て20年。夫の入浴介助は彼女の仕事。それを私が気まぐれで奪って…四方八方から飛び交う市場独特の掛け声や買い物客たちの行き交う足音で、二人はしばらく無言でいた。市場の入り口に差し掛かった所で、美代子が「美月さんは毎日大変ね。私、昨日主人の入浴介助をしたでしょう。初めは軽く考えていたのね。でも無理だと悟ったわ。やはり美月さんにお願いします」…
小説 『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』 【第13回】 なつきめい 父が電話で告げた母親の失踪――パート先は三か月前に辞め、父には働き続けていると偽装していたらしい。既読は付くが返事が来ず… 【前回の記事を読む】「地元で肩身が狭いっていうか、早く結婚したいんだよね」 彼の台詞に、形容しがたい感情が押し寄せてくるのがわかった――母が失踪したことを告げる、電話口から聞こえてくる父の声は、恐怖と焦燥に満たされていた。私が実家を出てから二年三ヶ月後、その日の天気は数日連続の雨で、七月に入って半ばを過ぎても梅雨を引きずったような、嫌な雨の降り方だった。大学を卒業後、私は例のデザイン事務所にその…