絵本・漫画 エッセイ 旅 ヨーロッパ 2025.01.26 【フランス旅行記】パリ、ブルゴーニュ…「旅の食卓」や街並みをスケッチした絵画集 旅の食卓 【最終回】 小手川 映子 ワインが並ぶ食卓を、絵具で彩る食卓へ この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 知らない風のにおい、心ときめく料理、不思議と陽気になる人付き合い。みずみずしいままスケッチブックに写された、旅の記憶と食をたどる絵画集。ひとつひとつの出会いが、食の喜びとともに紡がれる。※本記事は、小手川映子氏の書籍『旅の食卓』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 ハードルの高い椅子 写真を拡大 奇跡はそこに 写真を拡大
エッセイ 『一人十色』 【第2回】 イドゥルギ ヒロ,イドゥルギ ヒロ 「息子の顔が見たい」と言う妻に、私は「後でゆっくりね」と言ってしまった。だがそのあと妻は意識を失い、我が子に会えないまま… 【前回記事を読む】「至急病院に来て欲しい」妊娠した妻の病院から電話があった。病院に飛ぶと、妻は集中治療室の中で......手術を終えて我が息子と初対面した。通常なら周囲に祝福される瞬間だが、低体重児だったのですぐにNICUに回され、妻は息子の顔が見たいと微かに言っていたが、「後でゆっくり見られるから今は安静にして」と言ったのを今でも後悔している。妻はICU病室から個室に移ったが寝たきりの生活だっ…
小説 『花ことばを聞かせて』 【新連載】 島 蘭子 「この辺はタクシー止まらないですよ」――電車も動いていない時間、女は知らない男の車に乗ってしまうが… 色とりどりのネオンが綺麗だった。見飽きた煩い夜の新宿という場所ではなかった。いくつかのネオンがキラキラと輝き、そして華やかに輝く光は、まるで夢の中に居るようで、そこから動けず立ちすくんでいた。すると眩しい光が急に、顔に当たり目が開かないのか、今ここが夜なのか昼なのか分からなくなって全てが消えてゆくのか……。あまりの眩しさに重い瞼を開けると、そこは自分の部屋ではないと、毛布を払いのけ慌ててソファか…