絵本・漫画 エッセイ 旅 ヨーロッパ 2024.08.12 【ドイツ・バンベルグ/バイロイト】"楽しみ"はいつでも、どこでも! ~真珠のような街のカフェから~ 旅の食卓 【第2回】 小手川 映子 ワインが並ぶ食卓を、絵具で彩る食卓へ この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 知らない風のにおい、心ときめく料理、不思議と陽気になる人付き合い。みずみずしいままスケッチブックに写された、旅の記憶と食をたどる絵画集。ひとつひとつの出会いが、食の喜びとともに紡がれる。※本記事は、小手川映子氏の書籍『旅の食卓』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 女神の秘密 写真を拡大 でこぼこの真珠 写真を拡大
小説 『不確かな真実』 【新連載】 和亭 正彦 都内のマンションの一室で無残な姿で発見された女性の遺体。捜査本部は容疑者と思われる人物の特定を急ぐが… 凄惨な事件であった。新年早々の一月八日、新宿を起点として東京、神奈川を貫く東神電鉄の西城公園駅にほど近い瀟洒なマンションの一室から女性の遺体が発見された。遺体には、鈍器で殴られたような後頭部の陥没と胸部に致命傷になったと思われる数カ所の刺し傷があったが、傷はそれだけではなかった。大きく切り裂かれた腹部からは、まるで腑分けをしたかのように内臓の一部が体外に引きずり出されており、皮膚がめくれ返った首…
小説 『三代の過客』 【第11回】 大村 泰 明智光秀は本能寺に向かうにあたり京都の愛宕神社に参籠。三回もおみくじを引いたと言われ、それで戦に負けた?! 【前回の記事を読む】第二次世界大戦中、いわゆる「最後の早慶戦」の応援席に祖父はいたという。野球が「敵性スポーツ」だとして公式戦が開けないなか…松子は「へへ、ちょっとね……」はにかむように、それでも上機嫌に告白し始めた。大正十五年九月、三田四国町、現在の港区芝に生まれ育つ。「あんた、お由良さん、知ってんでしょ? お由良騒動で有名な。彼女も在所(ここ)の出身なのよ。大工の娘だっていうじゃない」。薩摩…