大分県の高崎山自然動物園に行くと、多くの自然のサルの群れを見ることができます。係の方が詳しく自然のサルの行動を、説明してくださいます。
またつい先日には、冬に函館の熱帯植物園にも行きました。そこではサルが集団で温泉入浴を楽しんでいました。サルはあちこちの自然界、あるいは動物園内でも、いろいろな場面で集団生活を過ごしており、ルールを守っています。
もちろん我が道を行く個人のサルもいます。ただだれも気分の落ち込んでいそうなサルはいません。それぞれに集団生活を快適に過ごしているのが印象的でした。そのようなサルを観察することで、自分の気分の落ち込みが、ある程度解消するのではないか、と思います。
つい先日のテレビでは、ペンギンの社会生活が放映されていました。サルと同様に、ペンギンの世界でも周囲との複雑な人間関係(ペンギン関係)があるそうですね。特に北海道ではサル山の代わりにペンギン館が数多くあります。最近では本州でも増えてきたようです。ペンギンの世界での関係を、ぜひ近いうちに観察に行ってみたいものです。
ただ気分の落ち込みが重度となり、社会的な適用ができない場合や、そのような状態が長続きする場合には問題となります。うつ病と診断されて、治療の対象になるケースが増えています。大学側もあれこれとその対策に追われています。
保健管理センターの職員は、以前は怪我などを対象とした整形外科領域が主体でしたが、最近は精神的な管理を対象とした、精神・神経科領域のニーズが増大しています。種々の精神的なケアが試みられています。
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