ここでちょっとした注意を一つ。
最近日本へ赴任したばかりで、日本語がわからないと思っていた外国人マネジメントの横で、その外国人にはあまり知られたくない仕事の話を同僚と日本語で話していたところ、後になってその外国人が日本語を流暢に話すのを見てビックリ、という冷や汗経験がある人が結構いるようです。
逆に日本人だと思って日本語で話しかけたところ、片言の日本語で「すみません、日本語勉強中です」と言われ、英語で話してみたら中国系アメリカ人だったなどということもあります。
キャリア・アップ、ジョブ・ホッピング
キャリア・アップ、これは一般により高い資格・能力・経歴などを身につけることで、より高い給与や権限などを手に入れることを言います。外資系でよく耳にする言葉です。
最近は日本の会社でもキャリア・アップを考える社員が増加しているようですが、社員の転職が多い外資系では余計そうです。社内での昇進・昇格といった、自分が考えていたようなキャリア・アップが見込めない場合、他の会社に転職することも彼らの選択肢の一つです。
このため、外資系ではかなりの社員が具体的な将来計画を持っていると共に、その将来像を実現するために自分は今何をしなければならないかを考えています。
彼らは外部のセミナーや勉強会、その他自分のキャリア・アップに役立つと思われる機会をとらえて積極的に参加しています。もちろん自分の懐からそれなりの出費をするのは当然です。
上司との間で行なう人事考課のフィードバックの際に、自分の将来計画を述べ、上司がそれに対してどのような見方をしているかサウンドすることもあります。
【前回の記事を読む】外国人マネジメントに受けのいい日本人の四つのタイプとは?