倉敷観光案内

2008年1月17日(木)

最高気温予想は8℃という寒い日。ブログで知り合いになった人の妹さんが東京から倉敷へ一人旅にいらっしゃるというので、案内を買って出ました。

当日は午前中用事があったので、到着した彼女にはチボリ公園(1997年開園、2008年12月31日閉園)を散策しているようにお願いし、JR倉敷駅へ車で迎えに行きました。11時半ごろだったので、まずは遠いほうから、と()羽山(しゅうざん)で瀬戸内海の風景を堪能してもらうことにしました。早島インターから児島インターまでは高速道を使い、その後海沿いの道を走り、展望台へ。

寒い時期なのでさすがに人が少なく、駐車場から山の方へ上がったレストハウスの前には誰もいませんでした。はるかに四国まで見渡せる雄大な風景、瀬戸大橋を間近にほーっと見ている彼女、よかったようです。

景色がよく見える窓際の席に着くと日差しが明るくて外の寒さも忘れるあたたかさ。タコ飯のついたランチセット、1,050円。タコ飯、タコとカンパチ?のお刺身、タコの天ぷら、茶碗蒸しにはアナゴが入っていました。先客が去るとしばらく私たちだけ、それから熟年夫婦が1組来店。シーズンオフ。果物の豊かにとれる岡山ですが、あいにく1月、この時期は何にもなくて残念。

食事の後は、「むかし下津井廻船問屋」へ向かうことにしました。半島の先を回り、下電ホテル前を通過。ここは一巡目の岡山国体の時には昭和天皇がお泊りになった、このあたりでは一番老舗のホテルです。そして瀬戸大橋の下をくぐって下津井吹上漁港へ。遠くから見ると1本の線のように見える瀬戸大橋も、真下をくぐるとものすごい威圧感、重量感があります。

むかし下津井回船問屋では、江戸時代の北前船が停泊したときのニシン蔵だった建物が「ふく蔵」と言うレストラン(現在閉店)になっているのとか、母屋2階の博物館を見学。北前船で繁栄していたころの様々な品物を彼女は興味深そうに熱心に見ていました。

中庭をはさんである土産物コーナーに入り、下津井名物のタコの干物、足だけの柔らかい干物が1,200円、小型の姿の干物が500円。あとはままかりの酢漬け、フジツボのついたタコつぼが4,000円だったかで売られていました。

【前回の記事を読む】まずは「倉敷市内篇」旅先で一緒に歩いた夫の姿を思いながら記す日本すみずみ