エッセイ 人生論 短歌 生き方 2020.07.21 白き錠剤掌(てのひら)に置く 短歌集 生きる 【第10回】 田中 祐子 心かが折れてしまいそうなとき、 寄り添い支えあう、心の歌。 原爆の悲劇、夫との死別、複数の病との闘い……。時代に翻弄されながらも困難と向き合った歌人が、自らの経験を生きる糧に代え、詠みあげる709首。平和で豊かな未来を願い、いまを生きる人に伝えたいメッセージを、連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 第一章 独り 写真を拡大 老いる 写真を拡大
小説 『おとこと女』 【新連載】 澤村 涼一 「最近何か面白い本、読みました?」…迷った結果“三島由紀夫”と答えたが、語りすぎた…数秒の沈黙の後、彼女は唐突に…… 「あっ、一ノ瀬(いちのせ)さん、最近何か面白い本、読まれました?」一ノ瀬が食堂で夕食前と夕食後の配薬の準備に取り掛かっていると、同じく食堂で夕食に向けた配茶の準備をしていた川名香澄(かわなかすみ)が声を掛けてきた。一ノ瀬はちょうど配薬の開始において既に食堂のそれぞれの席で待機している入居者の内、どの入居者を皮切りに配薬をスタートするか、ある程度開始の順番の目星を付けたところで、それ以外のそれぞれ…
小説 『不可解な恋[人気連載ピックアップ]』 【第3回】 夜久 珠姫 店長と不倫している同僚から留守電が…吐息混じりに「気が向いたらでいいから」と“ありえない提案”をされて、プツンと切れた。 【前回の記事を読む】「体の相性バッチリで~」不倫中の同僚の話を聞きたくなくてトイレへ…席に戻ると「あ、!?」心臓バグバグの展開に…「まっさゆきさ~ん!」化粧室から戻った真由が、長澤さんを背後から抱き締める。「真由、かなり飲んでるな。大丈夫か?」「うん、大丈夫で~す! ちゃんとできま~す」「亜紀ちゃんも一緒に行く?」長澤さんが私の方を見て口にした。『行く』とは何処へ? と思わず訊きたくなったけど、…