エッセイ 人生論 短歌 生き方 2020.07.27 「はい、私」とボタン押しつつ心ときめく 短歌集 生きる 【最終回】 田中 祐子 心かが折れてしまいそうなとき、 寄り添い支えあう、心の歌。 原爆の悲劇、夫との死別、複数の病との闘い……。時代に翻弄されながらも困難と向き合った歌人が、自らの経験を生きる糧に代え、詠みあげる709首。平和で豊かな未来を願い、いまを生きる人に伝えたいメッセージを、連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 第一章 人恋う 写真を拡大 雛飾る 写真を拡大 独り居 写真を拡大
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【新連載】 武 きき 42歳で離婚しバツイチに…。でも今が一番幸せ!——何歳になっても「運命の出会い」はやってくる。第二の人生、ときめき再スタート! 杉山香子(こうこ)、四十二歳。あてもなく、見知らぬ町を歩いている。「はぁ~、歩き疲れちゃった。足が痛いなぁ~」素敵なカフェを見つけて入って休む事にした。歩いている人は、年配の女性が多い。静かな住宅地だ。「う~ん。ホットティーが美味しい」私は、自分の生きたい道を進む為にこの町へ来た。でもどうしていいか分からないので、あてもなく歩き回り、とりあえずカフェで休んでいる。靴擦れが痛い。今更、両親に心配を…
小説 『僕が奪ったきみの時間は』 【第2回】 小西 一誠 派手で無神経な彼女に「もう業界決めてるの?」と聞くと「銀行がいいかな」思わずむせそうになった 【前回の記事を読む】「よかったら一緒に行かない?」——明るい茶髪にぱっちりとした目の彼女。馴れ馴れしく距離が近いため苦手だったのだが…その週の金曜日、前園さんと待ち合わせをした僕は、就活セミナーが開かれる教室に足を運んだ。結構な学生が参加するようで、すぐに教室は人で埋まった。この大学には就職活動支援課という部署があるらしい。まったく知らなかったが、そこの職員が登壇し、簡単な挨拶をした後、セミナー…