俳句・短歌 歌集 自然 2023.06.15 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第14回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 春はる巡めぐり紋白蝶がヒラヒラと雑草ざっそうの上柴しばの上舞う 宵闇に多種たしゅの庭の木其々それぞれに希望宿やどして佇んでいる 爛漫らんまんに誇り咲いてるパンジーが春の日差ひざしに気持ち良く揺ゆれ
小説 『僕が奪ったきみの時間は』 【第6回】 小西 一誠 「彼女さん、妊娠しているんだぞ」(……え? 妊娠?)父と母は、まるで僕が危害を加えた犯罪者のように、ひたすら謝っていた 【前回の記事を読む】吐き気と眠気で保健室へ通うようになった彼女…ある日彼女の両親が家まで来て、僕を見るなり怒りをぶつけてきた。その理由は…「お前、なんのことかわかっているのか?」それまで黙っていた父が、背後から聞いたこともない低い声で言った。「えっと……」戸惑う僕の心臓は、次に発せられた父の言葉に大きく飛び跳ねた。「緑川遥香さん、妊娠しているそうだよ」……え? 妊娠? 頭の整理が追いつかない。父…
小説 『夜空の向日葵』 【第11回】 のがみなみ 「ドリーム物件」=「〇〇物件」? ライフスタイルやマインドによって、輝く日常を手に入れる"夢のような物件"とは… 【前回の記事を読む】「せっかくだから、今日はここで寝る」「あ、だめ。そこは…」事故物件の“例の部屋”だった。彼女は翌朝……ドアポケットに放り込まれた分厚い茶封筒は、団地の会社が作成したこの物件のアンケートだった。「ドリーム物件の決め手になったのはなんですか」とか「今のあなたのドリーム物件とのつきあい方について」などといった十項目から構成されていた。どうやら事故物件のことを、ドリーム物件という呼び…