俳句・短歌 四季 2022.06.01 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第109回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 幾羽いくわもの野鳥の群れに驚きと 蜻蛉一匹漂うを見る 草の上木々の傍かたわらあちこちに 紋白蝶が清純せいじゆんに舞う 電動車でんどうしや沿道走る気持ち良さ 樹木の香る清涼な風
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【第5回】 月川 みのり 目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ… 【前回記事を読む】あの夜から3日、触れられた温もりがまだ消えない…意識して目も合わせられないけど、実は彼の“サイン”に気づいていた常連客の一件をきっかけに、よし子は1冊のノートを作った。100円ショップで買った大学ノート。表紙に「お客様帳」と書いた。ページごとにお客様の名前、好み、苦手なもの、前回の会話の内容、お子さんやお孫さんの話。気づいたことは何でも記録した。節子が覗き込んで「何それ」と言っ…
小説 『訳アリな私でも、愛してくれますか』 【第41回】 十束 千鶴 自称ブスキャラの私に、彼がかけた言葉は「いつのまにか目で追うようになってた」…でも、自分の行動に後悔した。 【前回の記事を読む】「やめてください!」夜道で後ろをつけてきた男に向かって声を上げた。すると次の瞬間、耳を疑う言葉が……「昔から人になんて言われるかが怖くて、ずっと人の目を気にして生きてきた。アイドルが好きなことだってあんまり言えなくて、いつもSNSでつながった友達にしか話せなくて。でも、私アイドルが好きなのって結局可愛くなりたいんだって憧れてたんだよね。でも、わきまえないブスだって思われるのが…