道端に葉枝を覆い咲く花の 通りすがりの白い永遠

日暮れ時緑化の風の円やかさ 影も柔らな水辺の柳

真夜中にカーテンの外明り有り 開けると天に映える満月
※本記事は、2015年12月刊行の書籍『歌集 漣の夢』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
歌集 漣の夢【第110回】
中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。
道端に葉枝を覆い咲く花の 通りすがりの白い永遠
日暮れ時緑化の風の円やかさ 影も柔らな水辺の柳
真夜中にカーテンの外明り有り 開けると天に映える満月