道端みちはたえだを覆い咲く花の 通りすがりの白い永遠

 

日暮ひくとき緑化の風のまろやかさ 影もやわらな水辺の柳

 

真夜中にカーテンの外あかり有り 開けるとてんに映える満月

※本記事は、2015年12月刊行の書籍『歌集 漣の夢』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。