【前回の記事を読む】こんなに汚い病室に息子を入れるなんて……意識がなくても人として扱われていない再手術は無事に終わった。が、そこで発覚したのは、最初の緊急手術の杜撰さだった。坂本は、再び面談室にまさ子夫婦を呼び出した。「シャントのカテーテルがしっかり腹腔に固定されておらず、髄液がきちんと吸収されにくい状態でした。……といってもわかりませんよね。松井医師からシャント術の説明は受けましたか?」「はあ…
臓器移植の記事一覧
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小説『トオル』【第5回】井原 淑子
術式の説明を終えた医師は、患者の両親が退室した途端「旦那の方が説得しやすかった。理論でいけた。」…本当は医療ミスがあった。
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小説『トオル』【第4回】井原 淑子
こんなに汚い病室に息子を入れるなんて……意識がなくても人として扱われていない
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小説『トオル』【第3回】井原 淑子
息子が眠る治療室は、窓全開で網戸に埃。天井から雨漏りのように何かの液が滴り落ちてきて…
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小説『トオル』【第2回】井原 淑子
息子は歩道を歩いていたがバイク同士の接触事故に巻き込まれて重度の脳挫傷。飼い犬のジョンもまた事故に巻き込まれて亡くなった
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小説『トオル』【新連載】井原 淑子
「この犬を連れた青年が事故に遭って、今、U総合病院に救急搬送されました」事故に遭ったのは私の息子だった