最初の棺は誰も戦争と呼ばなかった頃に届いた。白木の箱の冷たさだけが、この国の言葉より先に真実を告げていた。その時はまだ戦争が始まったと誰も思っていなかった。政府は、これは戦争ではない事変だと言っていた。だが、町出身の一人の若者が満州で戦死した。彼は町の人から、「しっかり務めてくるのだよ」と日常の挨拶のように通りで声を掛けられ出兵し、彼も、見送った方もこれは兵役の一環で、またすぐ帰ってこられると軽…
戦争の記事一覧
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小説『片腕』【新連載】淺村 長寿
棺の中に遺骨はなく、戦地の土が入っているだけ…「名誉なこと」と息子の戦死を称賛された母親は葬儀中、泣き顔を決して見せなかった
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俳句・短歌『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【最終回】田中 祐子
【戦争を忘れない】焼いている最中も、従妹の体はピクンと動く。「まだ生きとる!」と思っても「イヤ、死んどる」と焼き続けた。私は何を…
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俳句・短歌『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【第11回】田中 祐子
【戦争を忘れない】「焼け死ぬるけえ、早う逃げんさい」――ピカっとした瞬間、意識を失った。気が付くと潰れた家の下敷きになっていて…
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小説『ヤモリの慟哭』【最終回】緒方 樹人
「ミャンマー人に金庫の鍵を渡すな」持ち逃げも起きるなか、僕は現地女性スタッフに鍵と暗証番号を託した。彼女は泣き出した
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小説『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【第10回】菜津川 久
【戦争を忘れない】昼休みに突然の下校命令、防空頭巾の妹と走った空に浮かぶ戦闘機の不穏な影
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小説『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【第9回】菜津川 久
【戦争を忘れない】「立ち退いてください」――死んだ妹と過ごしたあの家が、進駐軍に突然奪われた日
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小説『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【第8回】菜津川 久
【戦争を忘れない】あの防空頭巾の下に血走った目を光らせていた人々がどうしてみんな、こんなに優しい平和な人達に変わってしまったのか
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小説『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【第7回】菜津川 久
【戦争を忘れない】打倒鬼畜米英と叫んだあの先生が、今度は軍国主義の亡霊を追い出すと言い出した
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エッセイ『涌き立つこころありて』【第9回】玻璃 槐
穏やかに暮らしていた夫が、肘の骨折で入院…見舞いに行くと、両手にミトンをはめられ、胴体と足はベルトで拘束されていて…
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エッセイ『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【第3回】棚橋 正夫
【戦争を忘れない】「ドカーン」と爆発する音が連続して聞こえ、家全体が揺れた
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エッセイ『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【第2回】棚橋 正夫
【戦争を忘れない】「みんな起きろ。空襲だ!」屋根の上をシュルシュルシュルという大きな音がして…
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エッセイ『【戦争を忘れない】戦争体験ピックアップ』【新連載】棚橋 正夫
【戦争を忘れない】戦争体験者が語る、「戦争は、国民を極度に苦しめ、全てを破壊し悲惨な結果しか残らない」
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評論『パーマネントピース』【第6回】ロバート・オーツ,早川 正彦
瞑想で世界平和は実現できる? 2000万ドルもの研究費が投じられた「超越瞑想」。その効果について専門家たちは……
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絵本・漫画『シャアル』【第2回】星々 三日月
大日本帝国は、なぜ“悪魔の魔力”にかけられたのか…敗北へ突き進む最中、陸軍の若い下士官は死んだ仲間のため祈り続け…
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小説『朝日のように』【第2回】篠原 暮篤
「先生、怒らないでください」妙に大人びた中学生の言葉に新米教師は薄気味悪さを覚え……
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小説『ヤモリの慟哭』【第8回】緒方 樹人
寺院境内に土足で踏み込む英国人…境内に入る前、駐車場で車を降りたら履き物を脱ぐのがミャンマーの礼儀なのに。激しく抗議すると…
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エッセイ『涌き立つこころありて』【第8回】玻璃 槐
3週間前、自宅で夜を楽しんでいたところ、突然吐血…医者の診断は末期胃がん。緊急切除をしたものの、愛娘は数日違いで……
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評論『パーマネントピース』【第5回】ロバート・オーツ,早川 正彦
平和な選挙を見届け、午前9時の便でザンビアを去った我々……その数時間後、滞在していた首都・ルサカは爆撃されていた
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小説『しあわせについて』【最終回】杉野 六左衛門
中止を免れた戦時中の音楽会では、"ある条件"があった。某学校の合唱部は参加するかどうか決断を迫られ…
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絵本・漫画『シャアル』【新連載】星々 三日月
当時、アメリカはナチスとの戦争の最中だった。しかし、原爆とは比較にならない破壊の奔流が大地を焼き尽くし…