【前回の記事を読む】「お尻の匂いを嗅げば分かるんだよ」祖母は必ず熟した甘いメロンを選び出した。しかし、傍から見るとその姿はあまりに…ある日、たかちゃんは、オート三輪車の車に轢かれ掛けた三毛猫を助けた。その飼い主は、知り合いで、猫を沢山飼っていて、三毛猫も、その家の猫だった。助けた三毛猫には子猫がいて、たかちゃんは、その子猫の一匹を貰い、ミーちゃんと名付けたが……。しかし、たかちゃんの目の前を、優…
戦争の記事一覧
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小説『たかちゃん幻想絵巻』【第9回】齋藤 務
「猫を飼うな」と言う母と、「猫が好き」と言う父——家族の反対を押し切り、たかちゃんは猫にまっすぐな愛情を注いでいく。
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小説『ヤモリの慟哭』【第4回】緒方 樹人
ミャンマーは「最後のフロンティア」ともてはやされ、日本から多くの企業や個人が集まった。僕もその一人だった。
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エッセイ『涌き立つこころありて』【第4回】玻璃 槐
初めてのデートで映画『007』を観る。彼女の青春のひとときには、憧れと別れ、人とのつながりの温もりが静かに流れていた。
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評論『パーマネントピース』【新連載】ロバート・オーツ,早川 正彦
殺した側が殺され、爆撃した側が爆撃され、破壊した側が破壊される…2001年秋、米国は自らが知る唯一の方法でテロへの報復を実行した。
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小説『しあわせについて』【第8回】杉野 六左衛門
「この楽器は何故こんなに乱雑なんだね」癖のある教師に見つかった。直線を愛し、全てが直角、直線に揃わないと気がすまないらしい。
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小説『たかちゃん幻想絵巻』【第8回】齋藤 務
「お尻の匂いを嗅げば分かるんだよ」祖母は必ず熟した甘いメロンを選び出した。しかし、傍から見るとその姿はあまりに…
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小説『ヤモリの慟哭』【第3回】緒方 樹人
アウンサンスー・チー国家最高顧問の父で、国民から国父と呼ばれたアウンサン将軍は暗殺された。
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エッセイ『涌き立つこころありて』【第3回】玻璃 槐
薄桃色の肌と青く透き通るうつろな目をした裸婦の絵--オウムや猿、バラやユリが描きこまれ…
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小説『しあわせについて』【第7回】杉野 六左衛門
戦時下で非国民あつかいの牧師の娘、嫌われている取り締まり警察官の娘、そして新参者の自分。“あまされ者”たちが集められ…
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俳句・短歌『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【最終回】田中 祐子
【終戦80年】焼いている最中も、従妹の体はピクンと動く。「まだ生きとる!」と思っても「イヤ、死んどる」と焼き続けた。私は何を…
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俳句・短歌『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第11回】田中 祐子
【終戦80年】「焼け死ぬるけえ、早う逃げんさい」――ピカっとした瞬間、意識を失った。気が付くと潰れた家の下敷きになっていて…
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小説『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第10回】菜津川 久
【終戦80年】昼休みに突然の下校命令、防空頭巾の妹と走った空に浮かぶ戦闘機の不穏な影
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小説『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第9回】菜津川 久
【終戦80年】「立ち退いてください」――死んだ妹と過ごしたあの家が、進駐軍に突然奪われた日
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小説『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第8回】菜津川 久
【終戦80年】あの防空頭巾の下に血走った目を光らせていた人々がどうしてみんな、こんなに優しい平和な人達に変わってしまったのか
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小説『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第7回】菜津川 久
【終戦80年】打倒鬼畜米英と叫んだあの先生が、今度は軍国主義の亡霊を追い出すと言い出した
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エッセイ『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第3回】棚橋 正夫
【終戦80年】「ドカーン」と爆発する音が連続して聞こえ、家全体が揺れた
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エッセイ『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【第2回】棚橋 正夫
【終戦80年】「みんな起きろ。空襲だ!」屋根の上をシュルシュルシュルという大きな音がして…
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エッセイ『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』【新連載】棚橋 正夫
【終戦80年】戦争体験者が語る、「戦争は、国民を極度に苦しめ、全てを破壊し悲惨な結果しか残らない」
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小説『たかちゃん幻想絵巻』【第7回】齋藤 務
祖母はおかしな人だった。少女の小さな体に木箱を背負わせ、用心棒代わりに連れ歩く。行く道は獣道で、うっかり足を滑らせれば…
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小説『ヤモリの慟哭』【第2回】緒方 樹人
戦争で一番大事な武器はそろばん。「覚悟も大事だが...」かつて海軍大尉だった伯父の言葉に納得した。