二〇一六年三月七日(月)曇私の顔を見るなり、「朗報だよ」と母が言った。……けれど口は重く、しばらく待った後、「何か良い事があったのかい」と聞けば、「良いこと……、ありました」と、妙な口調で言ったが、それきり口を開かなくなってしまった。仕方なく、「お母さんに赤ちゃんでも出来たのかい」と、冗談を言って笑わせようとしたが今日は笑ってくれない。ただ、私が言った“赤ちゃん”の言葉に反応し、「赤ちゃん、あり…
医療の記事一覧
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第36回】残間 昭彦
困惑…針のとんだレコードのように「ありがとう」を繰り返す母
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小説『孤独な子ドクター』【第4回】月村 易人
僕は手術が好きだ。だから外科医になった。
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ビジネス『MBA的医療経営』【第9回】角田 圭雄
良い医療さえ行えば患者が集まり安穏と過ごせる時代は終わった
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第35回】残間 昭彦
父は多くの不満と怒りを抱え、実に不本意な形で世を去った。
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エッセイ『リウマチ歳時記』【第4回】山中 寿
「先生は週2日半しか外来がないので楽で良いですね」
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ビジネス『死体検案と届出義務 ~医師法第21条問題のすべて~』【第4回】小田原 良治
『外表異状』の解釈は確定したはずでは?…再びの衝撃
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評論『発達障がいに困っている人びと』【第12回】鈴木 直光
こちらに目もくれず、一心不乱にミニカーで遊びはじめたC君
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エッセイ『新・健康夜咄』【第10回】髙山 哲夫
医療事故は原因を問うべきで、罪を問うべきものではない
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小説『孤独な子ドクター』【第3回】月村 易人
僕が消化器外科を選んだ理由…「手術が好き」とは言えなかった
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エッセイ『リウマチ歳時記』【第3回】山中 寿
20回以上参加のリピーターも!年2回開催の公開講座
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第34回】残間 昭彦
用事を済ませ部屋に戻ると、兄と母は抱きしめあって泣いていた
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エッセイ『新・健康夜咄』【第9回】髙山 哲夫
心臓、呼吸器、腹部の音…1本の聴診器が教えてくれること
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第33回】残間 昭彦
母は次第に顔をゆがませ、電話を突き返しメソメソ…
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評論『発達障がいに困っている人びと』【第11回】鈴木 直光
発達障がいの代表的な症例チェック…6個当てはまったら?
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健康・暮らし・子育て『未来の医師を救う医療事故調査制度とは何か』【第9回】小田原 良治
「異状死体」を明確に定義づけた東京高裁判決を最高裁は支持
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ビジネス『MBA的医療経営』【第8回】角田 圭雄
インターネットにより知識が急速に普及し、陳腐化する現代
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第32回】残間 昭彦
香りは桃の如き……高級イチゴ「桃苺」に、はしゃぐ母
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健康・暮らし・子育て『未来の医師を救う医療事故調査制度とは何か』【第8回】小田原 良治
医師法第21条は、そもそも憲法違反ではないかとの疑念がある
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エッセイ『新・健康夜咄』【第8回】髙山 哲夫
珍しいタイプの膵がんが高齢者で急増している理由とは?
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第31回】残間 昭彦
軽口で笑う母をずっと見ていたい…今日の笑顔は満点である