【前回の記事を読む】尿をためる袋をぶらさげて歩く人や病衣がはだけている若い女性がいても誰も気にしない病棟の現実靴を履き替え、手指を消毒し、私は術後回復室に入った。昨日の手術患者がベッドに横たわり、一対一で看護師がついている。「やあ、おはよう」と、私は担当の看護師に軽く挨拶した。彼女は記録を仕上げるのに忙しいのか、こちらを見ずに挨拶を返した。顔を見た瞬間に何も言わないのは大きなことは起こらなかった…
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エッセイ『Passengers[注目連載ピックアップ]』【第3回】桂 真風
「癌はそんなに甘い病気じゃない。あれが転移だったら1~2年の命かもしれない」医師の辛い胸の内
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エッセイ『Passengers[注目連載ピックアップ]』【第2回】桂 真風
尿をためる袋をぶらさげて歩く人や病衣がはだけている若い女性がいても誰も気にしない病棟の現実
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エッセイ『ねぇ!ばあば』【第7回】akiko
再婚してからずっと夫には借金があった。ボーナスも貯金も使い果たされ、ついに、私が父の遺産で買った家も競売にかけられそうに…
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エッセイ『Passengers[注目連載ピックアップ]』【新連載】桂 真風
出血、空気漏れ、再発の兆候等、外科医はいつも様々な不安を抱えている。これらの不安を解消するために…
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【最終回】坂入 実
現状維持は衰退の始まり? 東大生も陥りやすい「現状維持バイアス」。強い意志をもってできるだけ早く脱却しないと…
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エッセイ『明日も一緒よ、クッキー』【第6回】谷口 晶
ブラッシングが大嫌いだからもじゃもじゃっ子のクッキー。救いの手を差し伸べたのはジャストフィットのトリミング台!
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エッセイ『「アート保育」のすすめ』【第3回】岡本 礼子
【アート保育】「色やカタチをもっと楽しませて遊ばせようよ!」―もっと芸術を生活の隅々に入れこみたい「REIレイ式アート保育」とは?
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俳句・短歌『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』【第3回】出島 美弥子
「もう一つ 夜空見上げて 願い星 平和の祈り 両手いっぱい」
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エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第8回】荻田 譲二
前6世紀後半に起源をもつディオニュソス劇場。神官やポリスに貢献した者だけが許されていた特別席に座ることができた!
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エッセイ『大波小波』【第6回】柊 ゆう
人生で今でも心に残っている三通の手紙。父の期待に応えようと決意する私だったが…東京で待ち構えていた現実とは
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エッセイ『ぼんくら外交官の北朝鮮日記-2年間の「楽園」滞在見聞録-』【第6回】杉山 長
通関手続き、北側との初めての「闘争」。そして国民はミサイル発射のニュースを知らず、朝鮮中央通信にも目を通さない
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エッセイ『還暦の留学生』【最終回】松木 梯
賃貸契約中に家賃が年間50万円も値上げ!条件をのむと…さらに20万円!? そのワケとは
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エッセイ『夢の小箱をアナタに』【第6回】下村 みゆき
息子の元同級生の母親が、急に家に来て「言いにくいんだけど、お金貸して欲しい」。数分前スーパーで偶然会っただけなのに…
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エッセイ『ティースプーン一杯の記憶力』【第6回】瑚波瑠
「忘れ物の女王」とクラスの皆から呼ばれていた小学校高学年時代。持ち物チェック期間中毎日のように忘れ物をしていた私
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エッセイ『句碑と遊ぶ 改訂版』【第6回】松下 与志子
「道」とは面白いものだ。多摩丘陵に位置する小野路が長きにわたり運び続けた人々の心。
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エッセイ『ときめくイタリア紀行』【第4回】高橋 文子
転勤するも簡単にはいかないニューヨーク生活。泥沼化したベトナム戦争の陰湿なエネルギーが流れ込む町では、銃声を聞くことも。
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エッセイ『人生の住所教えて』【第10回】荻野 源吾
2時間で着くところを4時間かけて走った。車一台とも、ひと一人ともすれ違わなかった。早朝とはいえ、整備された県道なのに…
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第10回】安中 正実
財産とは「ほんのわずかなラッキーの証しか、せっせと貯めた禍事の種か」のどちらかでしかなく、生き様とはほとんど関係がない。
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エッセイ『WHAT A FANTASTIC RIDE ! せんべい屋さんの娘からアメリカの外交官になった私』【最終回】パーディ 恵美子
「アメリカのジャーナリズムは、死んだ。」1977年、私はアメリカでジャーナリズムを学んだ。その時に比べ、現在のアメリカの報道は…
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健康・暮らし・子育て『北の国のトイレ日記』【第5回】岡安 俊明
妻から緊急電話。ゴミ捨て中に息子が玄関の鍵をかけたらしい。慌てて私の職場まで鍵を取りに来たが、その約20分の間、息子は…