【前回の記事を読む】「アナタは依存コードを結ばれやすい方なんですよ。だから色んな方が色んな問題を抱えてやって来る」と言われたことがあり…

依存コード

1人目は次男の中学校時代の同級生N君のお母さん。スーパーでお買い物中にバッタリ会い、挨拶を交わし家に帰って来た。すると数分もしないで家のチャイムが鳴った。数分前に合ったN君のお母さんだった。「言いにくいことだけど、お金貸して欲しいんだけど」と唐突な申し出だった。

何十年振りかにスーパーで偶然会っただけの私になぜ?と思った。彼女の理由は、借金をして何かの販売を始めたけど思うように販売できず、返済期限が迫ってきて困っていると言うのである。私はその時はもちろんお断りをした。

2人目はサロンのお客様のご主人。奥さんの携帯から電話をして来たので、私は普通に出た。「もしもし○○ちゃん、どうしたの。こんな時間に」と。「家内には内緒だけど、何とかお金の都合を付けて欲しい」と男性の声で言われ、驚いた。ご主人が私に電話をかけて来た事さえ気持ち悪かったのでキッパリと断り、奥さんの携帯から電話をするのも止めて欲しいことを伝えた。

その後3人目も4人目も昔の知り合いだった。一人は高いパソコンを買ってしまったからと。もう一人はご主人が借金してしまい、明日に返済期限が迫っていて困った末に、私を頼って来たというのである。その女性はまだ若い30代。

困った顔を見ていたら、断ることも可哀想な気がしたが、夜に訪ねて来られても、家にお金など置いてないことを伝え「ごめんね、A子ちゃん。急にはお金の用意なんかできないのよ。それに夫婦とはいえご主人の借金は、本人が何とかした方が良いと思うわよ」と言い、家にあるオヤツや果物を「お子さんにあげてね」と渡し帰ってもらった。