【前回の記事を読む】【小説】「おまえのものだ」謎の男と洞窟で採取した特別な石はるなにはこの景色が不思議で、一つひとつ、「この花なあに? この草は? この虫は?」と尋ねる。ショウはその殆ほとんどの名前を知っていた。「なんだ、そんなのも知らんのか。ば~か」いちいち、減らず口を言いながらもきちんと名前を言った。フキを指さした時には、「フキ」と、みやとリュウトが同時に答えて、思わず笑いあった。はるなにと…
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