幼い頃から数年経つと知らない街に行くという人生だった。私は住居を転々とすることが得意だった。それが一人も知り合いのいない街でも平気だった。どこの土地へ行ってもやって行ける自信があったのだろう。初めて一人暮らしをしたのはススキノの外れにあるアパートの四階。間取りは一DK。そこにピアノを運び込んで私は学校へも行かずに友達と遊びほうけていた。近くにはセブンイレブンがあり、ススキノの中心地までおよそ徒歩…
自叙伝の記事一覧
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エッセイ『破壊から再生へ』【第6回】橋岡 蓮
美味い物が食べたかったのではなく、人恋しかったのである
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エッセイ『破壊から再生へ』【第5回】橋岡 蓮
よく酒で失敗をする人たち…彼らのことが嫌いじゃなかった。
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エッセイ『破壊から再生へ』【第4回】橋岡 蓮
ファミレスでオムライスを食べながら仕事探し。その条件は…
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エッセイ『破壊から再生へ』【第3回】橋岡 蓮
「今、1番欲しいものは?」私は暖房器具よりも愛が欲しい…
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エッセイ『破壊から再生へ』【第2回】橋岡 蓮
福生は嫌いではなかったが、私が探していたものは居場所である
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エッセイ『破壊から再生へ』【新連載】橋岡 蓮
所持金2万円。仕事も家もない状態から始まった東京での生活。