【前回の記事を読む】大島桜の葉を摘みながら、ふと、手を休めて青い空を見上げると目に光が飛び込んできて…意識を失い、視界は突如闇に包まれた保育園で誰かに言われているのかもしれない。麻美は、夕子を唯一安心して高飛車にものが言える人とおもっているのだろうか。しかし、言葉に麻美なりの心配が込められているようにおもえた。「そやし、もう歳やさかい……ウチに来たらええんや」「いやや、ウチはここが終の棲家とおも…
短編小説の記事一覧
タグ「短編小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第7回】野元 正
夫の待つ仏壇に旬の桜餅を供えようと朝から桜餅を作り始める――まるで心の奥に沈殿していた澱みたいなものも溶け出していくよう
-
小説『紅の脈絡』【第7回】水無月 慧子
妻の命を奪った賊を拷問し、殺した。大義であったのか...醜い私怨だったのか... 追い込まれた男に声をかけたのは―。
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第6回】野元 正
大島桜の葉を摘みながら、ふと、手を休めて青い空を見上げると目に光が飛び込んできて…意識を失い、視界は突如闇に包まれた
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第5回】野元 正
満開のしだれ桜の樹の下での初夜――17歳の私の相手は初めで最後の男だった
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第4回】野元 正
あの日、しだれ桜がしきりに散り降る晩、とうとう夫は帰ってこなかった…よりによってその日は結婚記念日だった
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第3回】野元 正
私は猫の死に憧れていた――死期を悟ったら、どこだか知らない所へでも行って人知れず消えようか…とおもったりもする
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第2回】野元 正
桜の園で気の合った男女がいつの間にか結ばれるように、桜同士互いに交配して偶然花も鮮やかな新種ができることもあった
-
小説『我輩は清掃人じゃ』【最終回】ホモ・サピエンス
もうこの方法でしか生き延びる可能性はない! 決死の脱出を敢行した二人の結末は……?
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【最終回】松谷 美善
木村のおばあさんから三千万円を騙し取った。それなのに、捕まった私の罪が軽くなるようにと嘆願書を書いてくれて…
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第21回】松谷 美善
年寄りの寂しさにつけ入るのは、とてもたやすい作業だった。彼らが喜びそうなことを言うと、面白いように高齢者は私に騙された
-
小説『にゃん太郎の冒険物語』【第5回】作間 瓔子
猛スピードで走り去る車、左足に火がついたような痛み。じっと耐えながら、草むらで左足をペロペロと舐め回していた。
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第20回】松谷 美善
16歳の夏、母が脳梗塞で突然死んだ。未成年のうちから、両親がいなくなり路頭に迷ってしまった。なぜこうなってしまったのだろう…
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第19回】松谷 美善
「至急、入院の準備をしてこちらの病院へ行ってください」と言われ、頭が真っ白になった!
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第18回】松谷 美善
若い男に三千万円を騙し取られ、ぼけたと思われた私は施設に入れられた。何か月も経ったが、誰一人面会に来ることはなく…
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第17回】松谷 美善
「奥さん、この二年あまりで三千万円近くになりますよ。こんなになるまで気がつかなかったんですか?」と警官に呆れられたが…
-
小説『薄紅色のいのちを抱いて』【新連載】野元 正
花冷え以上に気温が下がったある日――大紅しだれ桜の枯れ枝を剪定中に夫は突然倒れあっけなく逝った
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第16回】松谷 美善
いつの間にか異性に対する感情になっていた彼から「今月、あと二十万あれば、僕ノルマクリアなんです」とお金を無心され…。
-
小説『海の中の記憶』【新連載】中原 信
大学を卒業したものの、志望通りに就職先が決まらなかった私は、レストランでアルバイトをしながら就職活動に取り組んでいた。
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第15回】松谷 美善
「よかったら、お手伝いしますよ」と突然訪れた好青年。タダほど高いものはない。私はこのあと、身に染みて思い知ることになる…
-
小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第14回】松谷 美善
後輩より給料が2万円低かったことを知ってショック…。腹を立てて転職した先は、なんと「詐欺会社」だった