和枝の体調が安定しているため、二クール目の三回目の投薬は初めて外来で行われた。和枝によると、薬液は大さじ一杯プラスαの量。これを四十分ほどかけて点滴でじっくり投与していくのだそうだ。「薬の値段はね、保険適用で三~四万円だって。この一回で」十一月二十一日の朝、ついに山が動き始めた。電話が鳴り、廉が取ると高井先生で、急いでいるようだった。「ご本人はいらっしゃいますか」すぐ和枝に代わったが、「ありがと…
家族の記事一覧
タグ「家族」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『遥かな幻想曲』【最終回】尾島 聡
肺がんと闘う妻「薬の値段は保険適用で3〜4万円」効果は?
-
エッセイ『模索の扉』【第2回】ななつまこ
「私が亡くなっても悲しまなくていい」明るく元気だった母の最期の教え
-
エッセイ『一族の背負った運命【文庫改訂版】』【最終回】
NHKの人気朝ドラ「マッサン」との意外な縁!? 山路一族の軌跡をたどる!
-
エッセイ『毒親の彼方に』【第28回】袰岩 秀章
「何気ない一言は自分への批判にしか聞こえない」毒親に育てられた娘の苦悩
-
小説『獅子谷家の事情』【第7回】棚小路 蔵人
夜の夫婦の会話「獅子は子供を千尋の谷に落として、這い上がって来たものを育てるという…」
-
小説『ぼくのカレーライス』【第3回】大津 珠実
「あの人に届いて」1年ぶりに外に出た少年、郵便ポストへ…
-
小説『二つの墓標 完結編』【第4回】丹波 燐
【小説】「がぁーっ、いっ、生きておったかーー」25年ぶりに母の本家で…
-
エッセイ『イジメられっ子の僕が愛を知った真夜中に』【最終回】森田 亮介
「悔しくて悔しくてしょうがなかった」家庭不和にイジメ…辛い少年期を慟哭
-
エッセイ『王様と母と私』【第7回】田中 由紀子
モロッコ国王のマッサージ師となった母…娘はNYの高校へ
-
小説『遥かな幻想曲』【第29回】尾島 聡
妻が肺がん…薬の副作用で脱毛「生き続けるために治療したい」
-
エッセイ『模索の扉』【新連載】ななつまこ
「お父ちゃんが遺体で見つかった」躁鬱病の父に抱いた娘の後悔
-
エッセイ『一族の背負った運命【文庫改訂版】』【第16回】
原爆が投下されたとき、山路商の母は彼の「自画像」を守った
-
エッセイ『毒親の彼方に』【第27回】袰岩 秀章
1人暮らしを始めた毒親育ちの女性「何もかもが幸せで夢のようでした」
-
小説『獅子谷家の事情』【第6回】棚小路 蔵人
女社長、高級車を降りてママ友にバッタリ!事務員のフリは成功なるか?
-
小説『ぼくのカレーライス』【第2回】大津 珠実
「ぼくの居場所はここなんだなぁ」引きこもりの少年…涙のワケ
-
エッセイ『イジメられっ子の僕が愛を知った真夜中に』【第9回】森田 亮介
父親とのキャッチボールが苦痛だったが…大人になって気づいた「父の気持ち」
-
小説『転入』【第3回】熊谷 栄子
【小説】アルバイト倍率10倍!? 大人気パン屋『ルノ』人気の秘密は…
-
小説『笑生』【第8回】大宮 雫
お母さんの悪口をなんで言われるの?小学生の子が「絶対に母には言わない」と決めたこと
-
エッセイ『ドーナツの穴 大動脈解離からがんになった母を看取るまで』【第4回】なるお みきこ
明らかに体調がおかしい母…肝心の父は家事力・看護力ゼロ!?
-
小説『あなたと虹を作るために』【第20回】福田 恭子
政治家が被災者の人数を語ると…夫が「大激怒」した悲しい理由