二〇一六年三月十九日(土)晴近ごろの母を見ていると、大好きな歌を聴くのも疲労感につながってしまうのではと思う事がある。日本語の歌詞が耳に入れば、自動的に脳で言葉を解析しようとするだろうから、歌詞のないインストゥルメンタルやヒーリングミュージックのようなものなら良いのかもしれない……。思惑は当たり、どうやら母の表情も少し穏やかになったような気がする。悲しいかな……しばらく懐メロはお休みするしかない…
ノンフィクションの記事一覧
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第36回】残間 昭彦
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第31回】残間 昭彦
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第30回】残間 昭彦
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第28回】残間 昭彦
「本当のことだけ言って」冗談も解らなくなっていた母
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第27回】残間 昭彦
「でも高いんでしょ?」薬代を気にする母に息子は…
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第26回】残間 昭彦
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第25回】残間 昭彦
「根性みせてやる!」母は動かなかったはずの右足首を…
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第24回】残間 昭彦
泣き出した母に「一緒に歌おう」とリードするつもりが…
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第23回】残間 昭彦
恋人未満の関係を脱しないが、私は彼女を待とうと決めていた
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第22回】残間 昭彦
無邪気な笑顔を、いったいいつまで見ることができるだろうか。
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第21回】残間 昭彦
想い出のアルバム…数週間かけて母の半生の写真集を作り上げた