人間の脳は、楽しい記憶しか残さないとも言うが、身体や心に受けた傷が時間とともに癒えるように、人生の様々な事柄は、あれはあれで良かったのだ、あのときはあれしかなかったのだと、思い出のファイルになった後、自己を肯定するように書き換えられていく。 思い出の中には、人生の分かれ道も見える。その当時は、自分で判断したり、成り行きにまかせたりして、目の前の事柄に対処していった。それが、配偶者を選んだり、職業…
[連載]お気楽『辞世』のすすめ
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第8回】安中 正実
若いときの今は、「行く末」のために準備をする時間。私たちの今は、置かれた状況の中で現在を楽しむためだけの時間である
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第7回】安中 正実
老人を表現する言葉が多くなってきているのは、元気で多様な活動をする老人が増えてきているという証拠でもある。
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第6回】安中 正実
【脳“拘束”】「いい年して恥ずかしい、みんなに笑われる」真面目な人ほど、自縄自縛を解除するのは難しく、結局は現状維持に…
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第5回】安中 正実
良い「死に方」、良い「死に際」も「生き様」の内。発つ鳥が跡を濁さないためには片づけが必要
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第4回】安中 正実
どのような死に方が怖くないのだろうか? 桜の散り際をこよなく愛でる日本人は「滅び」に美しさを感じる特質があるのかもしれない
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第3回】安中 正実
「死に方より生き様」とはいうけれど良い生き様とはどんなもの?
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【第2回】安中 正実
もう一回やりたいと「おねだり」できない命。今を思いっきり生ききろう
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エッセイ『お気楽『辞世』のすすめ』【新連載】安中 正実
現代版「辞世」のすすめ。自分の思いを言葉にのせて楽しむ!