「ごめん」彼氏じゃないんだ。「あ、でもお姉ちゃんって別に秘密主義ではないんだっけ?」「え?」「おしゃべりが嫌いだったらあんなに小説書けないでしょうって言われて、なんか目から鱗だった」「言われたって、誰に?」「ほら。お姉ちゃんの同級生の、キラキラした可愛い感じの人」「誰?」私自身おしゃべりだと藤島に指摘された時は目から鱗だった。それを言い当てる同級生とは、いったい……?「お姉ちゃんの友達なんだから…
[連載]人生の切り売り
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小説『人生の切り売り』【第8回】亀山 真一
彼氏ができたと溢れんばかりの笑顔を見せながら報告してきた妹。「……タクミくん?」その名を聞いて、急に嫌な予感がした
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小説『人生の切り売り』【第7回】亀山 真一
「ごめん」と、こちらが拍子抜けするほど素直に首を垂れ、謝ってきたイケメンの彼
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小説『人生の切り売り』【第6回】亀山 真一
「あんな年下のイケメンよく捕まえたわよね。しかも結構続いてるでしょう」
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小説『人生の切り売り』【第5回】亀山 真一
コンプレックスである大火傷の痕。悪魔は「大事に取っておいたんだ?」と冷たく言った
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小説『人生の切り売り』【第4回】亀山 真一
不意に彼が、こちらへ向かって手を伸ばした。冷たい指先が顎を捕まえ、そして唇に…。
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小説『人生の切り売り』【第3回】亀山 真一
独身アラサー女の私の部屋に、突然年下のイケメンが転がり込んできて…。
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小説『人生の切り売り』【第2回】亀山 真一
原稿を手に取ろうともしなかった女性編集者だったが、イケメンが一言頼むと状況は一変
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小説『人生の切り売り』【新連載】亀山 真一
「君の人生、僕が売ってあげようか?」小説家の前に現れた悪魔は…