入院して3日目だったと思う。左手の内側に赤い発疹が2つあることに気づいた。蚊にでも食われたのかと思ったが、右手にもあった。看護師さんに言うと、表情が変わり先生が走ってきた。ちなみに僕の主治医は、若くて筋肉質の色白の先生であり、兄の主治医は和歌山にいた小児科の先生をひと回り横に大きくした感じの先生であった。別室に移され検査の結果、水疱瘡であることがわかり、その日のうちに僕と兄は違う病院に転院になっ…
[連載]医療者のことばの持つ力
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第9回】田中 順也
【小児入院】差し入れも間食も、病棟から出ることも禁止。食事も外出も我慢しているのに、「一番年上なんだから我慢して」
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第8回】田中 順也
初めての入院生活は我慢ばかり。いつもは邪険にしている両親にもなかな会えず、寂しさがあふれ出し...
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第7回】田中 順也
先生からは、もうこの病院では治療することができないと言われ…。そして、僕に聞こえないようにどこかに電話をしながら泣いていた母
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第6回】田中 順也
その日もいつものように学校から帰ってすぐに宿題を済ませ、算数の宿題は兄に教えてもらおうと兄が帰ってくるまで寝転がってテレビを見ていた。するとテレビの画面がグニャグニャに揺れて見えはじめ…
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第5回】田中 順也
何度も何度もお願いをしても首を縦に振ってくれなかった母。その理由は…
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第4回】田中 順也
痛い注射を我慢して飲むサイダーは最高!母と兄と僕の3人だけの秘密にワクワク
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第3回】田中 順也
祖母が悪気なく言った一言。その言葉を聞いてから、お肉が食べられなくなってしまった
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【第2回】田中 順也
いつもの味に帰ってきたと実感。実家で父、母、兄と一緒に食卓を囲み舌鼓
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エッセイ『医療者のことばの持つ力』【新連載】田中 順也
病気があることは辛いし苦しいけれど、決して不幸じゃないんだと感じてほしい