実は、東京で私立の寮に入り、S予備校に通うことになった。この予備校では入学試験があり、その成績順にクラスが振り分けられる。志望校に落ちたばかりであまり試験の結果に自信はなかったが、理科系予備校生約2000人の最上位クラスで、200人いるうちの130番目くらいの成績であった。この予備校では、毎年、約700人が東京大学に合格するので最初から東大合格確実圏であった。そして、テストの成績順に並ぶ隣の席に…
[連載]どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第10回】坂入 実
予備校に入ると、東大合格確実圏内だった! 隣の席には、現役時代まったく歯が立たないと思っていた開成高校、麻布高校卒業生が…
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第9回】坂入 実
勉強すればするほど不安感が増していた高校時代。当時の生活が想像できる製薬会社CMの歌詞と歌声
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第8回】坂入 実
トップ層との差は3000時間。地方に住む学生が難関大学への合格を目指して動き出す!
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第7回】坂入 実
中学生の時には既にいっぱしの研究者? 憧れや好奇心が学力を伸ばす一方、自信は思うようについてこなかった
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第6回】坂入 実
小学校時代と管理職になってからやりたくもないことを強制されると体全体がそれまでに「経験したことのない気だるさ」で覆われ、体が重くなり動作も緩慢に
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第5回】坂入 実
先生の一言で図画工作・美術で小中学校時代に唯一取った「4」
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第4回】坂入 実
「サンダーバード」に熱中した小学生時代。食い入るように見た秘密基地の内部構造
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第3回】坂入 実
「そんな開発は不可能だよ。やるだけ無駄だよ」と言われたが、チャレンジし続けた結果…
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第2回】坂入 実
苦しみながらも、世の中に貢献する製品を何度も市場に投入することができた自慢の祖父
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【新連載】坂入 実
「人生を他人の無責任な判断に委ねたくなかった」孫に宛てたメッセージ