「わたしも気になりお客さんの相手をしながらちらっと見ていたの。とてもおおきな男性で、すてきなハンサムな顔だちは強烈に焼きついているわよ」「その男性にもう二度と逢えないような気もするし、いつの日か突然わたしの前に現われるような気もするの。わたしの身勝手な感性かも知れないし、中身は知らないけどすごい男じゃないかと思っているの。ほんのすこし見ただけなのに恋したのかも知れないわ」「だけど、恵利子さん。そ…
[連載]しまなみ海道に消えたミス
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第8回】風向 良雄
ほんのすこし見ただけの男性に恋をしたみたい…。将来を約束している彼がいるのに、きっとのめりこむのではないかと不安になった
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第7回】風向 良雄
「そう、わかりましたか? そのおおきな男性がとてもすてきに思えたの」また目が潤んでいるように見えて、はっきりとわかるような心のときめきを示していたのを感じていた。
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第6回】風向 良雄
逢えることができる確約でもあれば休みを取りここまで来ることはできる。恵利子の心を支配する、突然現われた男…
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第5回】風向 良雄
恋人はいるのに、突如現われた男性へのときめきが止まらない。何かありそうな予感が…
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第4回】風向 良雄
愛媛県への観光客誘致イベント。ミス大洲は暑い中、一人の大男を見つけ…
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第3回】風向 良雄
闇から闇に動く謎の男、青木。女がからむ事件とは?
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第2回】風向 良雄
海上保安庁最強といわれる男、青木。救難服に身を包んだ冷酷非情な人間
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【新連載】風向 良雄
平成11年10月28日、紀伊半島最南端の潮岬沖合を航行する『あきづ』